仮面ライダー響鬼

テレビ朝日系“スーパーヒーロータイム”ドラマ「仮面ライダー響鬼」。細川茂樹主演。二十之巻「清める音」。
再び轟鬼戸田山登己蔵(川口真五)の話。面白かったが、難しかったのは戦闘後の彼の行為について師のザンキ松田賢二)や「たちばなのおやっさん」立花勢地郎(下條アトム)が何故あんなにも不審に感じるのか?という一点だ。無事「魔化魍」退治に成功したのだから興奮して無意味に騒いだとしても何ら不自然ではないだろうと思えてしまうからだ。でも結局、真相はそういうことでもなかった。自身の戦闘に自信のないトドロキは、戦闘後にも敢えて引き続き音撃弦「烈雷」をかき鳴らし続けることで、その場を清めようとしていたのだ。
葛飾柴又の甘味処「たちばな」における「少年」安達明日夢栩原楽人)と持田ひとみ(森絵梨佳)との会話。週の大半この店を手伝うつもりであると宣言した明日夢が、その理由を持田ひとみに訊かれたとき、立花勢地郎や立花香須実(蒲生麻由)など店の人々は皆それぞれ忙しいらしいと説明したが、持田ひとみは微妙に納得ゆかない様子だった。確かにそのとき店には客が一人もいなかった。その直後、大勢の客が来店して店は一気に忙しくなり、余りの忙しさに慌てて明日夢は皿を割ってしまった。そんな只中、店主の立花勢地郎は急に明日夢を地下の「猛士」基地に呼び込んだ。立花日菜佳(神戸みゆき)は大入り満員のあの店を一人で上手く守り切ったろうか。なお、今回は威吹鬼=イブキ(渋江譲二)の出番は皆無。

オリジナルサウンドトラックアルバム 仮面ライダー響鬼 音劇盤 仮面ライダー響鬼テーマソング「少年よ」