仮面ライダー剣DVD第11巻

先週Amazon.co.jpから届けられていた「仮面ライダー剣ブレイド)」DVD全集の第十一巻。それに収録されている映像特典の一つ「ジャンクション・インタビュー前編」を見た。剣崎一真=仮面ライダーブレイド役の椿隆之、相川始=仮面ライダーカリス役の森本亮治、橘朔也=仮面ライダーギャレン役の天野浩成、上城睦月=仮面ライダーレンゲル役の北条隆博の四名による座談会だが、なかなか凄かった。なにしろ饒舌に語れる人間が一人もいない中、司会進行役もいないばかりか台本もないままで話を進めているのだ。何とも要領を得ない座談ではあるものの、彼ら四人に愛着を抱く者にとっては非常に興味深い内容であると云える。特にレンゲルが登場時には最強だったのが二三話後には弱くなっていて捨て台詞を吐いて逃げる有様になった話題は傑作だった。全体としては森本亮治北条隆博が普通に話を推進している中に天野浩成がアグレッスィヴに加わり、椿隆之が時々爆弾発言をして妙に盛り上げるという構図かと見てよいだろうか。とはいえ天野浩成が「めげずに一番しゃべってるお前が一番強い」と評したように、椿隆之が「なんだろ」と迷いながらも何とか必死に語り切ろうとしていたのは確かに見所だったろう。