ドラゴン桜

TBS金曜ドラマドラゴン桜」。阿部寛主演。三田紀房原作。秦建日子脚本。塚本連平演出。制作MMJ&TBS。第四話「壁にぶつかるまで我慢しろ」。
桜木建二(阿部寛)は、自らの新設した龍山高等学校「特進クラス」の五人組、矢島雄介(山下智久)・水野直美(長澤まさみ)・緒方英喜(小池徹平)・香坂よしの(新垣結衣)・小林麻紀(サエコ)を偏差値三十から東大合格まで鍛え上げてゆくための特別講師として、自らの恩師でもある伝説の数学教師、“東大数学の鬼”柳鉄之介(品川徹)を迎えることにした。面白いのは柳鉄之介が異様に零落していたことで、それは竹刀を振り回しながらの所謂スパルタ教育が衰退したことによる以上に、むしろ知識偏重の詰め込み教育が衰退したことによるものだった。ここで桜木建二の名言が出た。「詰め込み以外に教育に何ができるって云うんだ」。確かに、教師という専門職業人に何ができるか?と考えれば実は知識の伝授のほかに何があるだろうか。