ザテレビジョン第43号

本日発売「ザテレビジョン」二〇〇五年第四十三号で、今月からの新番組、日本テレビ水曜ドラマ「あいのうた」とTBS金曜ドラマ花より男子」についてそれぞれ特集が組まれている。「あいのうた」についての記事は全六頁もの大特集(pp.18-19,22-25)。中で成宮寛貴の演じる柳沼佑介については「熱血ワカゾー刑事」「柳沼の恋心は…うざい!」「警察署内では婦警たちにモテモテの柳沼。だが、洋子は、全く眼中になし!」等と紹介されている(p.23)所載の画像二枚中の一枚は今宵放送の第二話における一場面だった。同僚の飯塚英樹(小日向文世)に対しては常に冷たい彼が松田洋子菅野美穂)に対しては陽気に笑顔で接していて必死な姿。
巻頭には、日本テレビ土曜ドラマ野ブタ。をプロデュース」の主題歌「青春アミーゴ」を歌う亀梨和也山下智久の期間限定ユニット「修二と彰」が中居正広司会のTBS系「うたばん」に出演する件についての速報も載る(p.3)。十月二十七日放送分での登場だそうだ。見逃さないよう気をつけよう。
今号で大いに目を惹くのはV6デビュー十周年記念の特集記事(pp.12-17)。最初に六人の座談があるが、中で興味深いのはリーダー坂本昌行森田剛が「デビュー当時」のことについて懐想している箇所(p.12)。懐かしくも生々しい内容なのだ。坂本「デビュー当時から大ピンチで。一発屋だ、バレーで終わりだ、って」森田「子供ながら気付いてた(笑)」坂本「だから、何くそ!って思ってここまでやってこられたけどね」森田「うん。デビュー当時、すげぇ数のコンサートをやったのがよかったね。ナマの歓声に勇気付けられた」。
森田剛の発言が味わい深いのは何時ものことだが、今回のも実に面白い。十年前と比べて変わったところを聞かれれば「カリカリしなくなった!」「エネルギーを使うべきところが分かってきたって感じかな。カリカリ怒ってると疲れることに気付いたの」と答え、他の五人に負けない点はどこか?と聞かれれば「メンバーとは比較しない」「同じグループ内で争うのはみっともないよ。それより、ほかのグループには負けたくないって気持ちはあるけど」と切り返している(p.14)。自身の六感で何に自信があるか?という妙な質問には「視力とはちょっと違うけど、無意識に人の細かいとこを見てますね。集団から離れてポツンとしてる人とかを観察するのが好き。で、ちょっとしたクセを見つけたり」と妙な形で回答しているが、「集団から離れてポツンとしてる」とは彼自身のことではないのか?と思ってしまった。