1リットルの涙第8話

フジテレビ系ドラマ「1リットルの涙」。木藤亜也原作。大島里美脚本。木下高男演出。フジテレビ&共同テレビ制作。沢尻エリカ主演。第八話。
このドラマが実話に基づくものであることはエンディング主題歌の背景に映される数枚の写真の物語るところ。逆に云えば、あの写真数枚をドラマの最後に掲げることによって観者は事実の重みを毎週のように突き付けられているのでもある。結果、このドラマが聖別されているかのように感じてしまう。他のドラマと同じように批評してはならないかのように感じてしまうのだ。よくないことだ。たとえ事実に基づいていようとも一個のドラマ作品である以上は一個のドラマ作品として見られなければならないはずだ。さて、この作品は基本的にはよい作品だろうが、流石にあの合唱はどうだろうか?と疑問を呈しておきたい。序でに云えば、池内亜也(沢尻エリカ)の理解者である麻生遥斗(錦戸亮)は人間として少々出来過ぎてはいないか?というのも気になった。