TVガイド亀梨和也少年時代クリスマスの思い出

昨日発売「TVガイド」今週号=二〇〇五年十二月二十五日号における特別企画「KAT-TUNサンタがやってきた」が面白い(pp.24-27)。KAT-TUNの六人衆の内、亀梨和也赤西仁田口淳之介田中聖上田竜也の五名がサンタクロースの扮装をしているが、中丸雄一だけはトナカイのヌイグルミを着ている。この特集頁の前半二頁には六人の集合写真が大きく載り、後半二頁には六人それぞれの顔写真が載る。ここでの六人がこの上なく美麗な表情。六人がそれぞれ少年時代のクリスマスの思い出を語るが、何と云うか味わい深い。サンタクロースをめぐる少年時代の思い出には必ずや覚醒の話が付きまとい、幸福と失望の入り交じる独特な面白さがある。泣かせるのは亀梨和也の思い出。「うちは兄弟も多いし、グローブをもらった時はすごく感激したけど、大抵は近所の商店街のお菓子がクリスマスプレゼントだったんだ。子供心に家庭の事情も何とな〜く分かってた(笑)。それでも一生懸命、サンタさんを信じてたんだよね」。この子は何故こんなにも人の心を動かすのだろうか。演技や歌やダンスばかりか昔話でまでも。しかもそうした思い出を語った直後には一転、将来のために今サンタクロースにもらいたいものとして「気力、体力、時間」、中でも一番に欲しいものとして「気力」「強い精神力」を挙げている。自信を持って仕事していても時々不安になることがあり、「その時に即座に決断できる強い遺志」が欲しいと云うのだ。「サンタさん、どうか俺を強い男にして下さい!」というのを彼は冗談めかして云っているが、多分それは人気急上昇中のアイドルならではの悲鳴なのだ…と思うと殆ど心抉られる思い。というわけで必見・必読、永久保存に値する記事と云える。