NHK大河ドラマ功名が辻

NHK大河ドラマ功名が辻」。司馬遼太郎原作。大石静脚本。仲間由紀恵上川隆也主演。第二回「決別の河」。夜八時からのNHK総合、夜十時からのNHK衛星第二。今日だけで二度も第二話を見たが、余り感想はない。
ともあれ、この番組において木下藤吉郎柄本明)の妻おね(浅野ゆう子)を敢えて「ねね」と称することの「こだわり」には今一つ説得力がない。司馬遼太郎が「ねね」と書いたから…というのが制作者側の釈明だが、別に司馬遼は歴史の権威でも何でもないのだから、訂正してもよいではないか。もし原作尊重を主張するのであれば忠臣蔵の悪役を吉良上野介ではなく高師直にすべきではないのか。大体「ねね」の呼び名を使いたいのであれば黙ってそうしておけばよいのだ。妙な釈明をするから反発したくもなる。毎度馴染みの「ねね」問題なんかどうでもよい。それよりはむしろ昨年の「義経」において「鳥羽殿」を「とばでん」と呼び続けた件について釈明して欲しい位だ。