二時間ドラマの賀集利樹
月九「西遊記」の視聴を停止。その裏番組、TBS月曜ミステリー劇場「警視庁三係・吉敷竹史シリーズ（2）灰の迷宮」（島田荘司原作・高田純脚本・国本雅広演出・鹿賀丈史主演）に賀集利樹が出演。かなり痩せていた。と云うか引き締まっていた。昨年NHK大河ドラマ「義経」で小松三位中将平維盛を演じた際、一門の滅び行く中で疲労し衰えゆく貴公子の姿を再現するため徹底的なダイエットに励み、それに成功して以来、この体型を維持していると聞く。
思えば、もともと賀集利樹は二〇〇一年「仮面ライダーアギト」で主人公の翔一を演じた俳優デビュー当時から太り易そうな体質と見えていて、実際、それの番組宣伝番組で共演の要潤＆友井雄亮とともに水着姿を披露したときにも既に一人だけ腹が緩んでいて、そのことで多くのファンに衝撃を与えたのは有名な話だ。彼自身これを気にしていたらしく、二〇〇二年七月に刊行された彼の初の写真集も「賀集利樹ホームエクササイズ＆プライベート」と題され、ダイエット入門書を兼ねていた。頁をめくればスリーヴレスを着た彼が各種の体操に励んでいて、そして腋毛は殆どない。二〇〇三年一月から三月にかけて放送された内館牧子脚本TBS木曜十時ドラマ「年下の男」で上半身裸を出した際にも、緩んだ腹を必死に引込めようと努力している様が見て取れたことで多くの視聴者を楽しませたものだった。今や彼はアイドル顔なのに太り易い体質の俳優として親しまれている。それなのに、こんなにも引き締まってしまうなんて！何となく寂しいような気分でもある。
