亀梨和也WBC応援の記事

ところで。本日は米国で開催された国別対抗野球=「ワールド・ベースボール・クラシックWBC)」第一回大会の決勝戦王貞治監督の率いる日本国代表団が五輪優勝三度の実績を誇るキューバ国代表団に十対六で勝利し優勝した目出度い日だが、それに先立ち今朝Yahooニュース等では十時五分付で「KAT-TUN亀梨が王ジャパンにエール」と題する記事が出ていた。かつて野球少年だった亀梨和也にとっては今日の優勝は自身のCDデビューとも併せて目出度いことの二連発だったに相違ない。

アイドル界の若きスラッガー王ジャパンにエールだ。芸能界屈指の野球センスを誇るKAT-TUN亀梨和也(20)が20日、WBC決勝キューバ戦を前にした日本チームに「リラックスしてチーム一丸で勝ってほしい」とメッセージを送った。「自分とレベルは全然違いますが、日本チームの皆さんのすごさが伝わってくるんです」と謙虚に語る姿こそ、亀梨が国際大会の最高峰に臨む選手を、尊敬している証明だった。
にわか仕込みで野球を語るコメンテーターとは訳が違う。筋金入りの「元野球少年」だ。小6だった97年夏、米国など世界16チームが出場した少年野球世界大会が都内で開催された。日本から国内大会の優勝チームと国内選抜の2チームが出場。亀梨は選抜チームに名を連ね、強肩、俊足の2番遊撃手で先発出場した。「外国チームは体も大きく、プレースタイルも自分たちと違う。未知の相手というだけでプレッシャーって大きいんです」と、戦いの厳しさを振り返る。
1回戦はニカラグアに勝ち、2回戦のメキシコ戦でサヨナラ負けした。先制点を呼ぶ犠打を決めたが「あんなに緊張したバントは最初で最後。マジで体が固くなりました」。守っても「バッチ、来いよ!」と声を飛ばしたが、内心は「飛んできたらどうしようってドキドキでした」と小学生ながら日の丸を背負うプレッシャー、負けたら終わりの国際大会の緊張感を知っている。
中学時代も将来を有望視されたが、悩み抜いた末にアイドルの道を選んだ。けれど、野球が好きなのは変わらない。多忙でもWBCの途中経過を随時マネジャーらに確認する。ニュースで見る選手の雄姿に胸が熱くなる。「(決勝は)ぜひ勝ってほしい。投手も打者もみなさん素晴らしい選手ばかり。どなたが活躍するかということよりも、チーム一丸で世界一を手にしてほしい」。現役野球少年も元野球少年も、王ジャパンに夢を託す。(日刊スポーツ)-3月21日10時5分更新