KAT-TUNデビューCDに見るジャニーズにおけるデビューの意味

昨夜、或る掲示板の一を眺めていたら「KAT-TUNファンは今ホクホクだからケンカを売るような真似はしない」と書いてあって、なかなか的確な表現だと感心してしまった。実際、昨日以降「ホクホク」している人々が何万人か(或いは何十万人か?)いるに相違ない。KAT-TUNのデビュー曲「Real Face」を収録したシングルCD、そのプロモーションヴィデオ(PV)作品と撮影現場の様子、インタヴュウ等を収録したDVD「Real Face Film」、そして結成以来五年間の彼らのコンサート活動を彩ってきた数多い持ち歌から選定された十四曲を収録したアルバムCD「Best of KAT-TUN」の三点が、明日の正式な発売日を前に早くも昨日から、全国の各CD店に入荷し始めたのだ。今回は以上三点に小さな写真集一冊をも添えた「KAT-TUN SPECIAL BOX 完全限定盤」も発売されていて、先月二十一日に大街道のCD店で予約しておいたその限定盤BOXを今日の夕方、漸く購入したのだが、外箱・内箱それぞれの装丁を眺めるだけでも「ホクホク」な気分になれる。彼らの写真にしても本当に手間隙かけて撮影され編集されたものであることが窺える。DVDを見るとその感がさらに強くなる。彼らの初DVD「お客様は神サマーConcert・55万人愛のリクエストに応えて!」のあの手作りの感じも好ましいのだが、やはり今回のプロモーションヴィデオの気合の入りようは凄い。何よりも二つの間の落差に驚かされる。ジャニーズにおける「CDデビュー」の重みを改めて思い知る。他の芸能事務所ではCDを出すということはそれ自体、大して難しくもないのだろうが、ジャニーズにおいては経済上の難易度を超えて、云わば儀礼的・文化的な意味を持っているのだろう。

Real Face (通常盤)
Best of KAT-TUN (通常盤)
KAT-TUN Real Face Film (通常版) [DVD]
お客様は神サマーConcert 55万人愛のリクエストに応えて!! [DVD]
KAT-TUN Live 海賊帆 [DVD]