とくばん

今宵六時五十五分から二時間TBS系「うたばん」の特別番組「とくばん」。前半には葉加瀬太郎亀田興毅亀田大毅の亀田兄弟が出演し、後半には「モーニング娘。同窓会」があってそれぞれ盛り上がったが、その半ば、八時頃にはKAT-TUN六人が初登場。司会の中居正広は「カツーン」と呼んでいたが、確かにその方が呼び易いし面白いし、これを機に「カツーン」に改名してもよいと思う。六人がそれぞれ自己紹介をする段、上田竜也は「お金大好き上田です」と妙な挨拶をしたが、財布の中には三千円しか入っていないと発言。中丸雄一に対して石橋貴明は「花丸」に改姓した方が華やかになると提案。かつて田口淳之介と映画「模倣犯」で共演したことのある中居は、一応は懐かしがったものの、その話題を余り続けたくなかった様子。田中聖は坊主頭で中居と石橋の注目を浴びた上、彼がどういうわけか約二十年前の「仮面ノリダー」における石橋の「恐怖レンタルビデオ男」に憧れていたことも明かされた。KAT-TUNデビューのことを彼が父親に報告したところ「頑張れ!一家の大黒柱として」と励まされ、最近は家族を挙げて一軒家に引越したものの、気付けば何時の間にか田中聖名義で住宅ローンを組まされていたと云う。これ以後、中居&石橋は彼を「ローン」と呼んでいた。番組恒例「トータライザー」で各自の本音を暴き出す段、「楽屋で2人きりになると気まずいメンバーがいる」の問いで回答は五人。内二人は気まずい相手を亀梨和也と答え、他二人は赤西仁と答えた。亀梨も赤西も驚いていた。でも残る一人は誰だろうか。多分十中八九、田口だろうと推測する。で、「この中に嫌いな人がいる」の問いでは答えが二人。これまた衝撃の結果。亀梨・赤西・田中は特に驚いていた。ここで意地悪な先輩、中居は「嫌いな人間は亀梨だ」との問いを発し、答えが二人。怒りの亀梨に対し田中は「カメちゃん!」と呼びかけ、赤西は余裕の表情で「大人になれば変わるって」と妙な説諭。石橋が直ぐに「それは一人だけアミーゴで先に行ったからだ」との問いを出したのは上手い助け舟だった。実際、答えも二人だった。これを受けて田中は「カメの所為じゃない。事務所の所為だって」と擁護し、赤西も同意していた。「事務所の所為」と云われてはジャニーズ事務所と草野彰も少々悲しいだろうが、適切な擁護だった。やはり田中はKAT-TUNの重鎮だ。そのあと「うたばんバッティングセンター」企画があり、ここでの挑戦に成功した際の「希望賞品」として六名が挙げたのは、亀梨「最新プロジェクター」、赤西「スペイン行きチケット」、田口「カッシーナのソファ」、田中「洗濯機」、上田「亀田興毅サイン入りボクシング・グローブ」、中丸「ダブ録(HDD)」。亀梨のは天井に映写して、寝ながら映像を見ることができる機器。木村拓哉ドラマを見ながら眠りに就きたいのだろうか。赤西にはスペイン人の友人がいると云う。D-BOYS城田優のことか。田口のは、亀梨によると百万円もするような高級品らしい。結局、中居の妙技のおかげで田中は洗濯機を獲得。でも、それは最新鋭の全自動洗濯機よりも今や入手の困難な前世紀の洗濯機、「金ダライ」だった。なお、野球で亀梨が他を圧倒したのは期待通りだったが、バスケットボールでは彼も敢なく失敗。田口は成功したが、中居が鮮やか過ぎて、印象が薄れた。