プリマダム第三話

日本テレビ水曜ドラマ「プリマダム」。中園ミホ脚本。丸山和範音楽。序曲=プッチーニ作曲「誰も寝てはならぬ」[歌劇「トゥーランドット」]。主題歌=中森明菜「花よ踊れ」。西憲彦&志村彰&森雅弘プロデュース。猪股隆一演出。制作協力The icon。第三話。
万田佳奈(黒木瞳)の夫、高太郎(古田新太)は何時も苛々していて、何事かあれば直ぐ怒るが、その実は大して怒っているわけでもない。彼の怒りに接して佳奈は深く反省し、バレエを辞めることを決意したが、その実、高太郎自身は妻が本気でバレエを辞めるとは考えてもみなかったらしい。彼は感情表現において不器用なのだ。さて、高太郎がそういう人物であることを佳奈は今まで知らなかったのだろうか。もちろん知っていたはずだ。それなのに今回、佳奈が夫の怒りを本気にしてそのまま受け止めてしまったのは何故だろうか。多分、倉橋嵐子(中森明菜)に責められ続けているのをはじめ多くの障害に見舞われ、追い詰められていたからだろう。