渡る世間は鬼ばかり第十一話

TBS系ドラマ「橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり」。橋田寿賀子脚本。石井ふく子プロデュース。荒井光明演出。第八部第十一話。宇津井健主演。
小島久子(沢田雅美)がついに本心を語った。田口愛(吉村涼)と小島眞(えなりかずき)が小島加奈(上戸彩)よりも幸福になるのを許せないという殆ど理不尽な思いが、久子の一連の行動の根源にあった。そして小島五月(泉ピン子一家よりも自身が優位に立つための道として、先ずは「幸楽」征服を企んだが、それが上手く行きそうもないと察するや、次いでは山下健治(岸田敏志)に接近し「ケイタリング」を支配下に置くことを願望し始めているのだ。それにしても田口誠(村田雄浩)の人物像は周囲の人々の偏見の類を焙り出し暴き出しつつあるようで興味深い。