新番組・下北サンデーズ

テレビ朝日系。木曜ドラマ「下北サンデーズ」。
原作:石田衣良下北サンデーズ」(幻冬舎刊)『papyrusパピルス)』連載中。脚本:河原雅彦。主題歌:藤井フミヤ「下北以上 原宿未満」(ソニー・ミュージック・アソシエイテッド・レコーズ)。音楽:屋敷豪太。原案:石田衣良藤井フミヤ堤幸彦。原案協力:長坂信人(オフィスクレッシェンド)。企画協力:古賀誠一オスカープロモーション)。演出補:木村ひさし。プロデューサー:桑田潔テレビ朝日)&市川竜次(オフィスクレッシェンド)。制作:テレビ朝日オフィスクレッシェンド。演出:堤幸彦。第一話。
正直なところ前半が少し退屈で見ていて心配だったが、中盤、ラーメン店のヒロ太(三宅弘城)が登場し、語り始めるに至って盛り上がってきた。以後は小劇団「下北サンデーズ」の公演も、安価な居酒屋「ちくわ木産」での打ち上げも、下馬流日本舞踊稽古場での下馬伸明(古田新太)の罵倒に対する里中ゆいか(上戸彩)の大演説も、それぞれ楽しめた。しかし最も興味深かったのは下馬伸明の「下北サンデーズ」劇評。恐らく真相は彼の評した通りなのではなかったかと思うが、里中ゆいかの眼にはそれがどういうわけか不思議に輝いて見えていただけなのだ。
私的には「下北サンデーズ」の一員、「オシャレなメガネ男子」サトシンこと佐藤新を演じる藤ヶ谷太輔のサワヤカさに見入ってしまった。アイドルを輝かせるのは堤幸彦の得意技だ。