14才の母第四話

日本テレビ系。水曜ドラマ「14才の母」。
脚本:井上由美子。主題歌:Mr.Children「しるし」(TOYS FACTORY)。音楽:沢田完高見優。プロデューサー:村瀬健&浅井千瑞。演出:佐久間紀佳。第四話。
一ノ瀬未希(志田未来)に対して母の加奈子(田中美佐子)は「どうして子どもを産みたいの?」と怒った。多分この怒りには大半の視聴者が共感したのではなかったろうか。本来もっと大いに悩んで然るべき大問題について、十四歳のこの少女は殆ど悩んでいないばかりか、誰がどう説得を試みても逆に己の決意を固めるのみだからだ。
後半に登場した聖鈴女学院における同級生たち皆は学院の名声を傷付けかねない事件に激しく怒り、一ノ瀬未希を攻撃した。そのときの意地悪な云い様は同級生たちを悪役に見せかけ、そのことで逆に一ノ瀬未希を健気に見せかけたが、このような見せかけだけでは本質を変容させることはできないはずだ。
[登場人物(出演者)]一ノ瀬未希(志田未来)/母=一ノ瀬加奈子(田中美佐子)/父=一ノ瀬忠彦(生瀬勝久)/聖鈴女学院理科教諭・学級担任=遠藤香子(山口紗弥加)/叔父=三井マコト(河本準一次長課長])/交際相手=桐野智志(三浦春馬)同級生=柳沢真由那(谷村美月)同級生=久保田恵北乃きい)/産婦人科医=的場春子(高畑淳子)/聖鈴女学院保健体育教諭=原口和明(井坂俊哉)/三井マコト妻=三井ひな子(金子さやか)/桐野静香秘書=山崎光陽(海東健)/一ノ瀬加奈子パートタイム仕事仲間=松本リカ(大沢逸美)聖鈴女学院教頭=猪原光江(長谷川稀世)/週刊誌「トップ」編集部記者=稲葉真也(宮下雄也RUN&GUN])一ノ瀬加奈子パートタイム仕事仲間=奥村美子(出口結美子)同級生=長崎さやか(小池里奈)弟=一ノ瀬健太(小清水一揮)/聖鈴女学院中学校長=中谷栄三(小野寺昭)/週刊誌「トップ」編集長=波多野卓(北村一輝)/桐野智志母=桐野静香(室井滋)。