セーラー服と機関銃第四話

TBS系。金曜ドラマセーラー服と機関銃」。原作:赤川次郎セーラー服と機関銃』(1978年・主婦と生活社刊/文庫化1981年・角川書店刊/改版2006年・角川書店刊)。脚本:いずみ吉紘。企画:伊與田英徳。音楽:河野伸。音楽プロデュース:志田博英。主題歌:星泉セーラー服と機関銃』(ビクターエンタテインメント)。プロデュース:石丸彰彦。制作:TBSテレビ。演出:加藤新。第四話。
西野武(田口浩正)の悲しい最期。
佐久間真役の堤真一は久々に無口な男の色気を感じさせる。約二十年前の彼はそういう青年の役に最も秀でた役者だったと記憶する。
それにしても、原作のあるドラマについて、原作を参照することなく語るのは極めて難しい。なぜなら原作を知る人々は既にその結末までの全貌を知っているわけで、彼等の前で原作を知らない者が今後の展開についての予測を交えて語るには度胸が必要だからだ。しかるに物語を構成する個々の要素の意味というのは物語世界の全体像において与えられるはずのものである以上、途中まで顕現した世界の全貌を想像することなく物語を語ることは不可能であり、換言すれば以後の展開を予測することなく途中までの時点で感想を述べることはできないからだ。
[登場人物&出演者]赤川学園高等学校2年B組生徒・目高組八代目組長=星泉長澤まさみ)/真由美(小泉今日子)/目高組々員=酒井健次(中尾明慶)/目高組々員=西野武(田口浩正)/目高組々員=酒井金造(山本龍二)/目高組々員=剛田英樹(福井博章)/警視庁組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課刑事=稲葉通男(井澤健)浜口組々員・小姓=森蘭丸森廉赤川学園高等学校世界史教諭・担任=岩倉智男(おかやまはじめ)一階住人(杉浦双亮360°モンキーズ])/赤川学園高等学校2年B組・同級生=金田麗華(森本ゆうこ)同級生=常盤和子(井端珠里)同級生=小林朱美(谷亜里咲)/衆議院議員・民和党=三大寺一(緒形拳[特別出演])/星泉の父=星貴志(橋爪淳)/目高組七代目[先代]組長=目高辰雄(桂小金治)//警視庁組織犯罪対策本部組織犯罪対策第六課警部補=黒木幸平(小市慢太郎)/浜口組若頭=柴田光明(中野英雄)/浜口組々長&浜口物産社長=浜口昇(本田博太郎)/目高組若頭=佐久間真(堤真一)。