セクシーボイスアンドロボ第二話

日本テレビ系。ドラマ「セクシーボイスアンドロボ」。第二話。
脚本:木皿泉。原作:黒田硫黄小学館イッキコミックス)。音楽:中塚武。主題歌:みつき「ひとつだけ」(ワーナーミュージック・ジャパン)。制作協力:トータルメディアコミュニケーション。プロデューサー:河野英裕&小泉守&下山潤。演出:佐藤東弥
幾つもの類比的な要素を幾重にも響き合わせて濃厚な意味の世界を織り上げながらも叙情的な余韻を残す美しいドラマだが、それでいて笑える場面が実に多い。三つの荷物が入れ替わり三つの場所で騒ぎを生じたのは単純に面白かったし、内二つの荷物が名梨秀吉(岡田義徳)と「ごぼ蔵」(村上淳)との間で再び入れ替わって再び騒ぎを生じたあたりも楽しめたが、もっと細かな描写の中でも笑える要素が多かった。例えば、林二湖(大後寿々花)の両親である林竹男(塚本晋也)と林雪江(片桐はいり)の、二人だけの夕食の席での一寸エロティクで思わせ振りな会話が絶妙だった。真境名マキ(浅丘ルリ子)の生活感のなさが怪しげでよかった。先週放送の第一話を見逃した上に録画もできなかったのを今さらながら残念に思う。