仮面ライダー電王第二十三話

テレビ朝日系。「仮面ライダー電王」。主演:佐藤健。脚本:小林靖子。監督:田粼竜太。第二十三話「王子降臨、頭が高い!」。
時空を超える電車デンライナー内に動物の鳴き声が聞こえ、食堂車内の食料もなくなっている異変についてオーナー(石丸謙二郎)とナオミ(秋山莉奈)が捜査を始めたときのモモタロス(声:関俊彦)とウラタロス(声:遊佐浩二)とキンタロス(声:てらそままさき)の反応と、そのあと犬を発見したときの騒動も面白かったが、今週一番の見所は、商店街で野菜や肉を安く多く買えて喜んでいた桜井侑斗(中村優一)。その体を操っていたのはデネブ(声:大塚芳忠)。今回は大豪邸の門前で野上良太郎佐藤健)が警備隊に捕らえられそうになったとき、デネブが煙幕で警備隊を止め、その隙に侑斗が良太郎を救出するという展開もあった。キンタロスも久々に大活躍を見せた。
尾崎正義(永田彬[RUN&GUN])が自身の顔写真の掲載された新聞記事を自慢していたところ、当の小さな記事の上の大きな記事に事件解決の重要な手がかりを見出したハナ(白鳥百合子)が、それを切り取るため尾崎の記事を引き裂いてしまい、尾崎が悲鳴を上げたのも悲哀に満ちていた。尾崎が自身の紹介記事の掲載された新聞紙を多量に買い込んで、配り回ろうとしていたことが、ここでの最も泣ける要素であるのは云うまでもない。