花ざかりの君たちへ第六話

フジテレビ系。ドラマ「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」。
原作:中条比紗也花ざかりの君たちへ」(白泉社)。脚本:武藤将吾。音楽:河野伸高見優。主題歌:大塚愛PEACH」。序曲:ORANGE RANGEイケナイ太陽」。企画:後藤博幸。プロデューサー:森安彩。制作:フジテレビ&共同テレビ。演出:都築淳一。第六話。
桜坂学園の三寮が校長からの指令に従い、宝探しで競い合った。第一寮の寮長、天王寺恵(石垣佑磨)は自信満々所謂ダウジングを使用したが、第一寮の衆は内心それに不満を抱いていた模様。中でも、寮長の側近の北花田航平(武田航平PureBOYS])はそれを馬鹿にしていて、この方法に強烈に不満を持っていたようだが、それでも寮長に従っていた。熱血の筋肉バカ集団のように見える第一寮にも色々な者がいて様々な感情が渦巻いているのが面白い。
学園内の庭園の、石像の林立する「賢者の眠る森」で校長からの指令書の入るピンクの封筒を発見したとき、走り寄る第二寮や第三寮の連中を腕力で退けた第一寮軍団。中でもリーダー格の北花田航平は、第二寮の連中を空手の流儀で鮮やかに次々蹴り飛ばして退けたあと、その勢いに乗って速やかに指令の封筒を獲得した。そんな彼から封筒を受け取ったあと彼を殴り、そして褒めた天王寺寮長。無邪気で暴力的な寮長のこの唐突の仕打は何時ものことであるとはいえ、流石に一瞬は驚いていた第一寮の衆と、一瞬は怒りを隠せなかった北花田航平。でも、彼等の結束は壊れない。意外に大人の集団なのかもしれない。
結局は三寮で力を合わせて宝の在り処を見付けたが、出てきたのは桜坂学園創立時に三寮が合同で結成した会「花桜会」の三寮長の純白の制服。予想外の「宝」に失望していた大国町光臣(高橋光臣)と、彼を窘めつつも同じく元気のなかった北花田航平。彼の背後で盛大に失望していたのは明石総一郎(鈴木亮平)。ともあれ三寮で協力関係を結び「花桜会」を再興することが決まったが、そこでの主導権をめぐり三寮長が衝突。第二寮の中央千里(木村了)等がその争いに参戦しようとした中、「二寮がいきがってんじゃねえ!」と挑発した大国町光臣に対し第三寮の八尾光(加藤慶祐PureBOYS])が「一寮は黙って腕立てでもやってろ」と攻撃したことで北花田航平が宣戦布告し、大乱闘が始まった。あのあとどうなったのだろうか。