龍虎と北斗晶とガッツ石松

かなり疲れたので帰宅したあと少し休憩したくて横になったら寝てしまい、起きたら深夜一時半頃。TBS金曜ドラマ「歌姫」を見逃した。残念。仕方ないので「朝まで生テレビ」を途中から見た。
テレビ朝日系。「朝まで生テレビ」。今月の議題は「激論!“国技=大相撲”に未来はあるか?!」。時津風部屋問題に関して龍虎孝宗の爆弾発言あり、隣席の琴乃冨士宗義が困って黙り込んだように見えた。龍虎によれば、相撲界の伝統「かわいがり」とリンチは紙一重。端的には、それの行われる場所の差と、対象の年齢の差だそうだ。土俵上で行われるのは「かわいがり」、それ以外はリンチ。ビール瓶で額を殴るのは可、後頭部を殴るのは不可。弟子入り後三ヶ月程度の新人相手には不可。そしてリンチは相撲界の伝統。ビール瓶で額を殴るのも相撲界の伝統。龍虎のこの爆弾発言を引き出したのは意外にも北斗晶。発言は明晰、反応も速く、討論番組の出演者として実に優秀。なかなかの論客だった。同じく説得力があったのはガッツ石松。良識あり穏健な、冷静な発言を連発していた。やはり専門家・識者として発言するときは顔が違う。中澤潔は少ない発言に一々迫力があった。政治家に転身して今や文部科学副大臣にまで昇り詰めた「スポーツ人類学者」松浪健四郎は、スポーツ行政界の大物、族議員として威厳を保ちながら発言しようとしていたものの、戸塚宏からの批判には過剰反応していた。番組終了の直前にはガッツ石松が松浪副大臣の機嫌を取って、世渡り上手な一面をも披露。ガッツ侮れぬ。しかしガッツは本来、スポーツ界における経歴、実績、存在感という点で松浪なんかよりも遥かに大物なのではないかと思うのだが、松浪の方が偉そうにしていたのは政治家で副大臣だからか。甚だ妙な話だ。