ジョシデカ第三話

TBS系。「ジョシデカ!-女子刑事-」。
脚本:秦建日子。演出:平野俊一。第三話。
畑山来実(仲間由紀恵)は今回、拳銃を五発も発砲。あの状況下、アーケイド商店街の天井に巨大な網の下がっていて、その下を犯人が走っていると認めるや、網を下げる綱五本を撃って破って落として、犯人の上にそれを被せて捕まえるのを考えるのは当然…と不覚にも思ってしまうが、そうした行為は特撮ヒーローや米国の刑事には相応しくとも、日本の警察官には許されないわけなのだろう。と云うか、そもそも捜査員は拳銃を常時携帯していてよいものなのだろうか。警察組織のことをよく知らないのだが、例えば「踊る大捜査線」を想起するなら、湾岸署刑事課の捜査員は確か署長の命令なくしては拳銃を携帯できなかったはずだ。とはいえ、このドラマを見ていると畑山の過激な行動に自ずから肩入れしてしまい、発砲に対する桜華子(泉ピン子)の怒りをヒステリーと見てしまう。本当は桜の方が正しいのに。この作の作りの堅実なところを物語ると云えるかもしれない。パク・ジウォン(リュ・シウォン)は怪しい行動を取っているが、見た目も見るからに怪しいので、その点では少々捻りが足りない。