半田健人の歌謡曲インストナイトinタモリ倶楽部

深夜十二時十六分からは「タモリ倶楽部」を見た。今宵は「半田健人の歌謡曲インストナイト プレ視聴会」。一九七〇年代に流行したと云う「歌謡曲インスト」は、当時の歌謡曲インストルメンタル用に編曲したもので、喫茶店等でBGMとして流されていたらしく、半田健人の形容によれば今日の有線放送のようなものと云う。今宵は半田健人の所蔵レコードを使用し、彼の厳選した上質の興味深い作品群が紹介された。曲目は、五木ひろし「あなたの灯」・山本リンダ「じんじんさせて」・天地真理「恋する夏の日」・南沙織「純潔」・尾崎紀世彦「また逢う日まで」・いしだあゆみブルーライトヨコハマ」・森山加代子「白い蝶のサンバ」をカヴァーした作品群。「恋する夏の日」ではドラムが四分間ものソロを聴かせ、「純潔」ではベースを省き、何故か尺八が用いられていた。出演者一同、「純潔なのに尺八」というところに大いに盛り上がり。ドラムの大活躍する作品が多い中、「白い蝶のサンバ」ではベースが歌の部分を担っていて迫力があった。若い半田健人の薀蓄について近田春夫山田五郎が、若くてイケメンなのにこんなヲタクなことをやられてはブサイクな連中の立つ瀬がない等と評していた。