ドリームアゲイン第四話

日本テレビ系。土曜ドラマドリーム☆アゲイン」。
脚本:渡邉睦月。主題歌:コブクロ「蒼く優しく」。協力:読売巨人軍。制作協力:アベクカンパニー。演出:中島悟。第四話。
野球選手=小木駿介(反町隆史)の生まれ変わりとしての朝日奈孝也(反町隆史)が、人の手を見ることによってそれがどれだけ使いこなされてきたかを見抜くというのは面白い展開だった。野球選手がバットを振ったりボールを投げたりする日々を通して野球選手ならではの手を持つようになるのと同じく、町の小さな工場で働く職人たちも、日々の労働を通して彼等の職ならではの手を持つようになる。かつての朝日奈が進めていた川野染料株式会社の買収計画を今の朝日奈=小木駿介が白紙撤回したのは、決して二ノ宮颯乙(加藤あい)の意見に単に従ったのではなかった。あくまでも職人の手を見たことで共感と敬意を抱いて、自ら決意したものだったのだ。
朝日奈家の家政婦=中田加代(瀬川瑛子)は、演歌の精神を語るが、実は演歌は大嫌い。シャンソンの愛好家だそうだ。