ジョシデカ第四話

TBS系。「ジョシデカ!-女子刑事-」。
脚本:秦建日子。演出:清弘誠。第四話。
誰がどう見ても怪しい外国人パク・ジウォン(リュ・シウォン)。彼は、刑事として働いている義母の桜華子(泉ピン子)の同僚の畑山来実(仲間由紀恵)が犯人を引き連れて一人で危険な捜査をしている現場へ桜華子を連れてゆくとき、そこがアパートの二階であるにもかかわらず階段で急行するのではなくエレベータを使用した。待ち時間の間に誰かを逃した可能性は高い。この点でも怪しい。刑事ドラマの主要登場人物として、ここまで明白に怪しい人物というのは滅多にいるものではない。まさかドラマ制作者も、大人気とされる韓流スターを起用しておけば如何に怪しい役をさせても怪しまれないだろうと甘く見ていたわけでもないだろう。後半の、畑山来実と桜華子の「偶々」連発の遣り取りは面白かったが、ああいうのを見ると仲間由紀恵のコント演技の上手さ、ヴェテラン泉ピン子の下手さ加減が目立つ。もはや泉ピン子橋田寿賀子作「橋田寿賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり」以外には対応し切れないのではないだろうか。