ジョシデカ!第八話

TBS系。「ジョシデカ!-女子刑事-」。
脚本:秦建日子。演出:平野俊一。第八話。
東京都警視庁日暮署刑事課の会議室における極秘の捜査会議。捜査一係長の青山光一郎(益岡徹)をはじめとする係員が勢揃いしている中、次第に白熱し大声で熱弁を振るう畑山来実(仲間由紀恵)。しかし「老若男女」という語を上手く発音できない。このあたりの、一寸変な人の演技をさせると実に面白い。声が変なのが実によい。そこへ何故か姿を現したのが東京都警視庁捜査一課管理官の柳田隆弘(田中哲司)。連続殺人事件の特別捜査本部長を解任されてしまい、やることがなくて暇で寂しいに違いない!と所轄刑事の連中に陰口を叩かれ笑われる始末。少し前までの威厳は今はない。こうして奇妙な連帯が生まれ、後半には日暮署の庁舎内を舞台に大捕り物を繰り広げた。先週からか、漸く俄然面白くなってきたような気がする。
畑山来実が何時ものように自宅で梅茶漬で夕食を摂ろうとしていたとき天井から漏れた水がその茶碗の中に命中したときには、不覚にも畑山来実と一緒に声を上げてしまった。あれは見ていて悲しい瞬間だ。折角のなけなしの貧しい夕食が、あれだけで食えなくなったのだ。悲しみの極み。でも畑山来実はそれでも何とか食おうとしていた様子。偉いというか、真似できない。