ごくせん2008

来年四月、日本テレビ開局五十五周年記念番組として仲間由紀恵主演ドラマ「ごくせん」が復活するとのこと。今朝、「ズームイン!!SUPER」で知った。楽しみなことではあるが、心配なのは、果たして人材が足りるのか?というところ。二〇〇二年と二〇〇五年にそれぞれ放送された「ごくせん」の大きな見所の一つは若くて勢いのある男子が大勢出演したことにあり、その所謂イケメン軍団のリーダーをつとめたのは、何れにおいてもジャニーズのアイドル男子だったが、二〇〇二年の松本潤や、二〇〇五年の亀梨和也赤西仁のコンビに比肩し得るような、華やかさと不良オーラを備えた人材が果たして今のジャニーズにいるだろうか。多分いないだろう。Hey!Say!JUMPではどう見ても無理だろう。
思うに、これまでの「ごくせん」二作は人材に恵まれていた。二〇〇二年「ごくせん」には、準主演級の松本潤(嵐)、小栗旬石垣佑磨成宮寛貴脇知弘のほか、白金学院3年D組の生徒で上地雄輔森本亮治冨田翔、泉政行、北村栄基載寧龍二、松沢蓮、松山ケンイチ等が出ていたし、客演でもNHK大河ドラマ風林火山」で春日弾正を好演している田中幸太朗、昭和文化研究家の半田健人をはじめ、塚本高史田中圭ウエンツ瑛士(WaT)、斎藤羅慈等が出演していた。二〇〇五年「ごくせん」でも、準主演級の亀梨和也KAT-TUN)、赤西仁KAT-TUN)、速水もこみち小池徹平(WaT)、小出恵介のほか、黒銀学院3年D組の生徒で、中村優一(D-BOYS)、佐藤祐基水嶋ヒロ水谷百輔、川村陽介、尾嶋直哉、倉貫匡弘高良健吾三浦涼介や富川一人等、そして客演には小林且弥石黒英雄等が出ていた。
その後も、「野ブタ。をプロデュース」や「マイ★ボス マイ★ヒーロー」、「がんばっていきまっしょい」、「イケメンパラダイス」等の学園ドラマ制作が相次いで、それぞれに人材の発掘、大量投入を企てていたが、何れも基本的には「ごくせん」二作の生徒役の男子俳優たちと殆ど同年代の男子俳優たちを起用したと云えるし、もちろん重複も少なくはなかった。三作目の「ごくせん」に起用されるべき次の年代の男子俳優、華と不良オーラを備えた新たな輝く人材は、未だ多くは見出されていないのではないだろうか。