名前で呼ぶなって!のBL大喜利

昨年、tvk千葉テレビ三重テレビKBS京都で放送された番組「名前で呼ぶなって!」のDVD「ENSEMBLE SERIES 白のQuintet」の第一章「洋館の中心で愛を叫ぶ!」全三節を見た。と云うか番組自体は現在も放送中のようだが、昨年と今年では出演者の顔触れが異なる。昨年の出演者は南圭介中村蒼北村栄基伊阪達也佐藤雄一。この五名中、南圭介中村蒼北村栄基の三名は昨年までで「卒業」したらしい。(番組DVDの概要に関しては下記の註を参照。)
さて、今宵は「ENSEMBLE SERIES 白のQuintet」第一巻の第一章の全三節を見た。これは云わば若手イケメン俳優による「大喜利」みたいなもので、司会者(「執事」石橋篤史)からの題(例えば「学校の放課後、好きな女子を教室に呼び出して告白をせよ」等)に五人それぞれが答えるというもの。その第三節の題は「失恋をして落ち込んでいる友人を、男の友情で元気づけろ」というものだったが、どういうわけか佐藤雄一北村栄基伊阪達也南圭介も男の友情をBLな方向にしてしまっていたのが面白かった。
回答者の一番手だった佐藤雄一がその方向を最も明確に打ち出した所為かは知らないが、伊阪達也は友人の失恋を喜び、次の恋人ができるまでの間はオレが恋人になる!と云った挙句、レスリングをして遊ぼう!とか云う始末。「なんでレスリングなんですか?」という中村蒼の問いも絶妙だった。
五番手だった南圭介は、普通に熱く友人を慰めるかに見せかけて、途中から急に「え?俺?いや、俺は女とか興味ないから、そういうの、ないけど」と云い出し、でも、その直後に「え?いや、違うって。男とか好きとか、男が好きとか、そういうのじゃなくて」と強く打ち消した上で、「俺は、ただ、おまえがそばにいてくれればそれでいいんだよ」と着地した。さらに、まるで何かを諦め、自分自身に云い聞かせるかのような表情で、爽やかに「俺等、親友だもんな」と語りかけたあたりには、深い含意を感じた。
(註)
この、見たことも聞いたこともなかった番組のDVDを購入したのが南圭介を見たかったからであるのは云うまでもなく、当然このDVDも、あくまでも南圭介を見るだけのために見ているのだが、実際(そもそもがローカル放送の深夜番組を再編集した内容であるだけに)そういう「御目当て」がいなければ集中して見続けるのが難しいかもしれない。とはいえ逆に云えば「御目当て」さえあれば楽しめるのは間違いない。
DVD化に際しては(現在までのところ)、出演者五人それぞれ単独出演の分を各一巻に再編集した「REAL FACE SERIES」五巻と、全員出演の分を再編集した「ENSEMBLE SERIES」二巻とに分けてある。多分、番組をそのまま収録してDVD化した方がもう少し見応えあるものになったのではないかと推測しなくもないが、そうなると分量も多くなってしまうので、特定の出演者のみを目当てにDVDを購入する人(しかも恐らくはそのような人しか購入しない)を惹き付けるのが難しくなると判断したのだろう。適切な判断だ。

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