明石家さんちゃんねるイケイケイケメンパラダイス

TBS系「明石家さんちゃんねる」は今宵「イケ♂イケ♂イケメンパラダイス」と銘打ち、「2008年ブレイク確実若手イケメン俳優」十人が出演した。エントリーナンバーの順に挙げれば、(1)山田親太朗、(2)古原靖久、(3)武田航平、(4)南圭介、(5)佐野和真、(6)片岡信和、(7)崎本大海、(8)中村蒼、そして(9)高木万平と(10)高木心平の双子兄弟の、以上十名。なかなか面白い人選で、よい顔触れだ。武田航平ブログ(http://ameblo.jp/takeda-kouhei/)六月三日の記事には「見慣れた俳優仲間や友達も出演している」と書いてあるが、確かに十人中の大半(八人位?)は大概どこかで共演していて相互に繋がりのある人々ではないかと見受ける。そのことが全体として彼等の間に和やかな雰囲気を作る上にも効果あったろうとも思える。
十人もの出演者の中で最も活躍したのは意外にも片岡信和だった。最初のシルエットだけ見せたときの変な姿で女子たちを失望させたのみか「さわやか王子」という宣伝文句で顰蹙をさえ買ったあと、その本当に爽やかに美しい姿を現して一転、一堂を圧倒し魅了した入場の仕方が既にドラマティクで、まさしく「最初からクライマックス」状態だったのだが、さらにその後の展開は凄まじかった。ハリセンボンの「角野卓造」こと近藤春菜に対して愛を抱いていることの告白をするときの彼の真剣な、しかも爽やかな眼差しには、多くの視聴者も魅了されたに相違ないと確信する。
片岡信和が大活躍をしていた間、それを背後から見ていた古原靖久は殆ど常に爆笑していて実に楽しそうだった。厳密に云うと古原靖久は誰の活躍に対しても楽しそうだったのだが、やはり片岡信和の大活躍のときには、同じ「炎神戦隊ゴーオンジャー」仲間ということで一段と面白がっていたように見えた。古原靖久ブログ(http://y-furuhara.at.webry.info/)六月三日の記事には今宵のこの番組での共演者として「★連くん★」(片岡信和)、「★音也★」(武田航平)、「ゲキブルーの★レツ★」(高木万平)、「炎神戦隊ゴーオンジャー」の「6話で共演した★フルート男こと、★南圭介君」の名を挙げていて、やはり東映の特撮ヒーロー番組での仕事仲間には親近感が湧くものなのだろう。その辺の感覚は特撮ヒーロー番組の視聴者と共通だと云える。
南圭介の笑顔の爽やかさ、眩しさが場内の話題になったとき、森三中の黒沢かずこ・大島美幸村上知子の三人がそれぞれ、彼の笑顔の余りの眩しさには目も開けられぬ!という演技(顔芸)をしていたのが面白かった。崎本大海は、妙に古風な髪形と顔立ちのゆえか「大正浪漫」と称されていたが、なるほど的確な評言だと云わざるを得ない。
なお、十人の入場の直前、楽屋に控えていた様子が一二秒間だけ映されたが、そのとき大きな鏡の前に座していたのは(画面の手前から順に挙げれば)古原靖久中村蒼、片岡信和、(一つ空けて)南圭介、高木兄弟。彼等の背後に立っていたのは、手前にいたのが佐野和真、奥にいたのが崎本大海で、両名の間にいて鏡面に脚だけ映っていたのは武田航平だったろうか。古原靖久中村蒼に何か話しかけていた。片岡信和や南圭介は鏡を向かって寛いでいた。