仮面ライダーキバ第二十一話

東映仮面ライダーキバ」。井上敏樹脚本。長石多可男演出。
第二十一話「ラプソディー-指輪の行方」。
この番組の制作者は、この番組を見た人々に「名護さんは最高です」という感想を抱かせたいに相違ない。そうでなければ名護啓介(加藤慶祐)に「月謝はどうする?」という台詞を云わせはしないだろう。「オレは世間の厳しさを教えたいだけだ」という言い訳も最高だ。合コンに誘われた際には「噂には聞いている。盛りの付いた男と女が、体に悪い飲み物を飲みながら、不道徳な行為に及ぼうとする不埒な会合」と定義し、王様ゲームについて聞けば「なるほど、みんなを管理、統括するわけだ。ならば私の役目だ」と理解したのも素晴らしかった。他方、二十二年前。紅音也(武田航平PureBOYS])に麻生ゆり(高橋優)が明らかに好意を抱き始めたのを見て、流石に焦り始めていた次狼(松田賢二)を、ラモン(小越勇輝)は半ば面白がりながら煽っていた。リキ(滝川英治)は顔もキレイだが、腕や肩もキレイだった。

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