正義の味方第六話

日本テレビ系。水曜ドラマ「正義の味方」
原作:聖千秋集英社)。脚本:福間正浩。音楽:小西康陽。プロデュース:次屋尚。制作協力:アベクカンパニー。演出:阿部雄一。第六話。
悪事が転じて義挙となるの展開は何時もの通りだが、そもそも政務省総合政策局総務課における中田改め良川槇子(山田優)の優秀性は他のどの官人をも圧倒しているわけだから、あのような偶然の幸運がなかったとしても、実力だけで余裕で、やがては政務事務次官候補として浮上し得たに相違ない。強運による手柄の効果として重要だったのは、同省国際課の期待の星として海外の大使館へ出向していた良川直紀(向井理)にさらなるエリート街道を歩ませるべく本省へ引き戻すのに効果があったこと、関連して良川夫妻を優秀な者同士の夫妻として省内に知らしめたことにあるだろう。