ボキャブラ天国大復活祭

昨夜放送「タモリボキャブラ天国大復活祭」を録画しておいたものを今宵、改めて見た。面白かったところもあれば少々苛立つようなところもあったが、最も印象深かったのは番組の最後、十年振りのボキャブラのバトルにおいて、かつて王者だった爆笑問題ネプチューンを降して王者の地位を守り抜き、何時になく興奮していたとき、再びの敗北に落ち込み悔しがっていたネプチューン原田泰造名倉潤が「テレヴィ出る前から、都内ライヴからこういうの一杯あって、ずっと爆笑、優勝するんですよ」「ずっと、こういうのも勝ってきてるんです」「二位とか三位とかがね」「みんなでな」と口々に爆笑問題(「爆笑」)の伝説的な強さを語ったあとの原田の、「「まだ勝てねえんだ」と思うとね、本当にこれ…悔しいな」という一言。これを受けての爆笑問題太田光の「俺たちとBOOMERとの差は一生縮まんないと思う」という唐突な一言も傑作だったが、「ボキャブラ天国」が生んだ非吉本興業系芸人の両雄とも云うべき爆笑問題ネプチューンが今なお十年以上前の無名時代の感覚を忘れていないというのが何と云っても凄い。今や爆笑問題は数多くの冠番組を抱えているし、ネプチューンも人気番組の司会者、原田泰造に至ってはNHK大河ドラマ篤姫」で大久保利通を演じる俳優でもあるが、まだ一介の新人芸人として戦う気満々なのか…ということは両組のネタからも感じられた。