新番組=仮面ライダーディケイド第一話

今朝からの新番組。
東映仮面ライダーディケイド」。
第一話「ライダー大戦」。脚本:會川昇。監督:田崎竜太
平成版「仮面ライダー」十周年記念番組の第一回目ということで流石に盛り沢山で賑やかな急展開の一話だった。
まだ話は謎めいていて解釈のしようもないが、興味深かったのは、写真を撮ることを愛しながらもなぜか写真をまともに撮ったことのない主人公の門矢士(井上正大)が、まともな写真を撮り得ないことの理由として述べたことだ。彼は云った。「世界が俺に撮られたがってない」「ここも俺の世界じゃない」「俺に写される資格を持った世界」。まるで今の「ここ」とは別の世界があることを、既に知っているかのような言だ。仮面ライダーディケイドの力を得たのは今日の出来事であるし、別の世界(「クウガの世界」)を知ったのも今日のことだが、そうした異世界を実は彼は既に知っていて、単に忘れてしまっているだけなのではないか?と感じさせた。
門矢士は、驚くべき長身に細身の黒い服が似合い、かなりの男前ではあるが、顔の輪郭を見ると、他人のはずの光栄次郎(石橋蓮司)と心なしか一寸似ているようにも見えてくる。