新番組=侍戦隊シンケンジャー第一幕

今朝からの新番組。
東映侍戦隊シンケンジャー」。
第一幕「伊達姿五侍」。脚本:小林靖子。監督:中澤祥次郎。
東映といえば時代劇。だから特撮の戦隊ドラマに時代劇を取り入れるのは自然なことだが、それにしても細部に色々工夫が凝らされてあって楽しめた。しかし最も驚かされたのはシンケンレッドの家老、日下部彦馬役で本物の時代劇俳優の伊吹吾郎が出ていること。やがては彦馬殿も刀を携えて出陣する話があるのだろうか。
御家老、彦馬殿の主君が、シンケンレッド志葉丈瑠(松坂桃李)。「殿」と呼ばれ、出陣に際して白馬に跨って出陣するのは時代劇そのものだが、配下に大勢の黒子がいるのは時代劇というよりは時代劇設定であることの記号的表現のようで、両水準が混在しているのも実に楽しい。
シンケンレッドを「殿」と呼んで、忠義を誓おうとしているシンケンブルー池波流ノ介(相葉弘樹)は歌舞伎役者。今朝の初陣に際しては、連獅子を舞っていた途中のことだったこともあり、豪華な衣装を着たまま現場へ急行した。華麗だった。シンケンブルーの折り目正しさと華やかさと、その反面の微妙な外し加減を表現するには相葉弘樹は適役だと思った。