メイちゃんの執事第十話=最終回

フジテレビ系。ドラマ「メイちゃんの執事」。第十話=最終回。
原作：宮城理子。脚本：古家和尚。音楽：河野伸＆高見優。主題歌：ROCK‘A’TRENCH「My SunShine」。企画：後藤博幸＆太田大。プロデューサー：橋本芙美（共同テレビ）。制作：フジテレビ＆共同テレビ。演出：石川淳一。
柴田理人（水嶋ヒロ）等に対する柴田剣人（佐藤健）の別れ際の言は、云わばドラマ制作者からの視聴者に対する弁明でもある。柴田剣人が云ったように、東雲メイ（榮倉奈々）や柴田理人の危機を救ったのは何時でも柴田剣人だった。柴田理人は肝心のときに何時でも不在で、柴田剣人によって覚醒を促されるまで思いのほか頼りにならない人物だったが、それでも結局、よい思いをするのは柴田剣人ではなく柴田理人だった。それは冷静に見るなら極めて理不尽な展開だったわけなのだが、そのことを当人たちに語らせてみせたのは、ドラマ制作者からの視聴者への弁明と解することができる。
最終回ということで執事の全員にそれなりの見せ場が作られた中、築地（南圭介）と乃木坂（君沢ユウキ）と六本木（加藤慶祐）と中目黒（山口賢貴）は柴田理人等の失踪の際の、学園の大講堂の舞台上での乱闘に参戦していた。中目黒も普通に戦っていたが、意外に腕力もあったのか。