ハンチョウ神南署安積班第三話

TBS系。ドラマ「ハンチョウ 神南署安積班」。第三話。
原作:今野徹。脚本:小澤俊介。演出:竹之下寛次。
警視庁神南警察署の刑事課強行犯係の黒木和也(賀集利樹)が捜査中に負傷し、入院した。同署地域課の中園(堤大二郎)が上司の命令に背いて暴走した挙句、犯人に撃たれそうになったのを庇ってのことだった。早くも退院できたとはいえ、腕に包帯を巻いたまま。黒木刑事の「相棒」にあたる須田三郎(塚地武雅)も予て脚を負傷していたから、現時点では、二人揃って捜査に使えない状態かと見られる。刑事課長の金子禄朗(田山涼成)が苛立つのも無理はないが、もちろん来週の第四話では、少なくとも黒木だけは完全に回復していることだろう。
ところで、黒木刑事は中園の横暴な態度について、安積剛志(佐々木蔵之介)よりも二階級も下なのに偉そうであると述べていた。黒木の上司にあたる神南警察署刑事課強行犯係の安積係長は警部補の階級にあるから、中園は巡査長だろうか。中園が巡査部長に昇進していないのは、昇進試験に合格していないか、試験を受けようともしていないかの何れかだろうと推察されるが、勤務態度を見る限り、組織の一員としての自覚を欠いているので昇進させようがないのではないかとさえ思えてくる。