大三島美術館と大山祇神社

よく晴れて夏のように暖かかった一日。大三島今治市大三島美術館で開催されている「智積院講堂襖絵完成記念 田渕俊夫展」が明日で終わるので、今日中に見ておこうと思い、大三島へ行くことにした。調べてみれば伊予鉄道松山市駅前から大山祇神社前まで直行の瀬戸内バスがあると判明し、急いで向かったものの、十一時半発のそのバスには間に合わなかったので、JR松山駅へ急ぎ、十二時二十分発の特急便で今治駅へ。一時半頃のバスに乗った。道中、窓の外には所謂しまなみ海道の景色。晴天下に瀬戸内海が青く輝いて美しかった。約一時間後に大山祇神社前で降りれば、大三島美術館は神社の向かい側にある。智積院講堂の襖絵は何れも水墨画によるものだが、見ていて一体どのようにして描かれたものか判らない程に省略された描き方が多用され、その技巧に驚かされていたのだが、場内で上映されていた映像資料によると、予め完成させた下図をプロジェクターで画面に映してそれに沿って描いたとのこと。なるほど、伝統的と見せかけてハイテク使用の作画だったのか。一通り見終えたあと、館を出たのは夕方三時四十分頃。今治駅へ行くバスの出発時間までの間、大山祇神社へ参詣。五時頃に今治駅へ戻り、駅の構内にある二葉食堂で夕食を摂って五時四十五分に出立し松山へ戻ったのは六時半頃。