スマイル第五話

TBS系。金曜ドラマ「スマイル」。第五話。
脚本：宅間孝行。音楽：山下康介。プロデューサー：瀬戸口克陽＆高成麻畝子。演出：坪井敏雄。
町村宗助（前田吟）が自身の経営する食品会社「町村フーズ」の工場内で自殺。それを発見した妻の町村みどり（いしだあゆみ）が、弁護士として働いている娘の町村しおり（小池栄子）にこのことを電話で知らせたときの、あたかも精神が崩壊したかのような、こわばった表情、声にならない声は視聴者に衝撃を与えずにはいない。女優いしだあゆみの実力を再認識した。
とはいえ物語は余りにも安直で、酷いと云わざるを得ない。そうした中で名優の迫真の演技を見ていると勿体無くも気の毒にさえなってくる。
今、いしだあゆみについてwikipediaを見てみたら、あの芸能事務所サンズエンタテインメント野田義治社長がナベプロ社員だったとき、同じく当時ナベプロに所属（のちイザワオフィス分社化に伴ってイザワオフィスへ移籍）していたいしだのマネイジャーをつとめていたそうで、芸能界の「一から十までを教わった」と云って、いしだを心から尊敬していると書いてある。なるほど野田義治を育てた女か。ドラマ「スマイル」では小池栄子がいしだあゆみの娘の役を演じているが、芸能界における師弟関係としては小池はいしだの孫弟子ということになるのだろうか。