今治市河野美術館の歌舞伎役者書画展

午後一時半頃に外出。二時半にJR松山駅を発して今治駅へ。当初の目論見としては、今治駅からバスで大三島へ行き、大三島美術館の新収蔵の浮世絵コレクションを披露する展覧会を観照してくるつもりだったが、バスの時刻表を見て考えるに、三時二十五分発のバスに乗れば、目的地へ着くのは夕方四時頃かと想定され、展覧会場での観照時間は多くとも一時間しかないと予想できるので、今回は大三島へ行くのを断念し、予定を変更して、徒歩で今治市河野美術館へ。四階の企画展示室では、江戸時代から昭和にかけて活躍した歌舞伎役者たちの書画を特集していて、実に興味深かった。中村鴈治郎(二代)や市川右団次(二代)、市村羽左衛門(十五代)が巧かったかと思うが、市川猿之助(初代)は風変わりで面白かったかと思う。市川団十郎(九代)の画中の「劇中画あり画中劇あり」の賛に感動した。駅へ行けば、丁度、今治駅を六時四十六分に発する松山駅行の特急が今治駅へ到着する二三分前。そのまま乗車して移動。終点へ帰着後、松山駅のカレー店で夕食を摂ったあと、道後まで歩いて帰宅。