ギリシアのアテーナイのキュクラデス美術館の古代性愛史料展
職場からの帰途、二番町のスペイン料理の居酒屋で夕食。
Yahooニュースで十二月十日十三時五十一分に配信された記事(九日付ロイター発)、「アテネの美術館の展示、古代ギリシャの愛や性がテーマ」によると、ギリシアの都アテーナイにあるキュクラデス美術館において、同日から明年四月までの間、古代ギリシア人の愛や性について考証の手がかりを伝える絵画(壺絵)や工芸品、文書(粘土板)等の各種史料を集めた展覧会を開催しているとか。面白そうな好企画。できれば見てみたいが、もちろん見にゆく余裕は到底ない。展覧会図録だけでも入手できないものだろうか。
記事の全文を録しておこう。「ギリシャの首都アテネのキクラデス美術ミュージアムで今月、古代ギリシャの神々や君主の性や愛をテーマにした展示が始まる。/男性器の形をしたランプや、粘土に彫られたラブレターなどが含まれるこの展示は、12月10から2010年4月まで開催される。280点のコレクションは、ルーブル美術館を含む、フランスやギリシャ、キプロス、イタリアの50の美術館から集められたものだ。/美術館側は、古代の人々は官能的な作品にほとんど抵抗を感じなかったとして、来場者には今の時代の良識を入り口で忘れるようにアドバイスしている。/展示は9つのセクションに分かれ、愛の神「エロス」の誕生やしつけから始まる。最後のセクションには、豊かさをもたらすと考えられたり、元気を出すために使われたとされる同性愛や売春などが描かれたつぼなどが展示されている。/展示の一部には、16歳未満の来場者への警告も書かれているが、館長は「子どもたちが、愛について芸術から学んではいけない理由は分からない」と話し、子どもたちの来場も歓迎するとしている」。