ガリレオΦ

フジテレビ系。ドラマレジェンド「ガリレオΦ」。
物理学専攻の帝都大学准教授、湯川学(福山雅治)が、警視庁に勤務する友人の草薙俊平(北村一輝)の依頼に応じて捜査に協力する所謂「探偵ガリレオ」と化した発端の事件を描く物語だが、その前半には彼と草薙とがともに帝都大学の学生だった時代の出来事も描かれた。
学生時代の両名をそれぞれ演じたのが三浦春馬佐野和真。これを見る限り、湯川学の言動の様式は全て学生時代までには既に完成していたと判る。他方、草薙刑事は、学生時代には凛々しく明確な口調で言を発することができていたのが、社会人、しかも刑事になるや、逆に甘えたような子ども染みた口調に変わったらしいと判る。実に面白い。佐野和真は顔だけ見る限り内海薫(柴咲コウ)に少し似ている。「オトメン夏」において橘充太=咲花ジュエルが女装したときにも似たような感想を抱いたものだった。
海辺の会社経営者宅の離れ屋で発生した密室殺人事件に関して、帝都大学物理学研究室の一学生は「侍がタイムスリップして来て刺殺したのではないか?」との仮説を陳べていたが、それは「サムライ・ハイスクール」における望月小太郎(三浦春馬)のことを云いたかったのだろうか。