ホンマでっか!?

年末年始休暇の二日目。朝十時には目を覚ましたものの、数多くのテレヴィ番組を録画したまま放置してある状態のHDDを少しは整備しておかなければならないと思い、その作業の所為で外出することを得なかった。夜、三國連太郎沖浦和光の対談『「芸能と差別」の深層』を読み始めたら余りにも面白くて一気に読み終えたが、そのとき既に午前五時だった。
夕方六時半から四時間半以上にわたり放送された明石家さんま司会による特別番組「ホンマでっか!?」を全て見たが、真に期待通りに面白かったのは、環境問題評論家の武田邦彦が大暴走を繰り広げた場面だけだったと云うも過言ではない。教育評論家の尾木直樹が所謂オネエ風の口調を露呈して明石家さんまから「尾木ママ」呼ばわりをされたあたりもそれなりに面白かったとはいえ、当人はどこまでも大真面目に教育問題について論じていただけであるし、ことによると「尾木ママ」呼ばわりの意味も実は理解できていなかったのではないだろうか。その点で、所謂オネエ系のゲイで女性用下着愛用者で乳首露出愛好家ではないかとの指摘を受けてしまっていたオードリー春日俊彰とは違うのだ。

「芸能と差別」の深層―三国連太郎・沖浦和光対談 (ちくま文庫)