ザ少年倶楽部五月第二回

五月十四日の夕方六時からの五十分間、NHK衛星第二で放送された月二度の番組「ザ少年倶楽部」。今月の第二回。録画しておいたのを見た。
中島健人菊池風磨等B.I.Shadowは今回も、森本慎太郎とともに冒頭から登場。しかし今回は衣装が違う。白い服に赤い装飾を施してある。型はそれぞれ異なっていて、中島健人のはスーツの型をしている。白いシャツの上に白いベストを着て、さらに丈の短めの白い上着を重ね、細身の白いパンツを合わせるが、シャツもベストも上着も所々縁には多様な明度の赤色の縁取があり、上着の左肩には毛皮のような赤い装飾が付いてある。上着の袖は腕まくりをされて軽やかさを生み出し、表に出た裏地に濃く鈍い赤のタータン柄が施されてあるのを見せる。全体として純白で爽やかに清潔な印象がある中にも豪奢な雰囲気がある。それは彼に相応しい。この白スーツの衣装にしても例の黄色ベストの衣装にしても、彼によく似合う衣装というのは彼の脚の長さ、腕のしなやかさ、体型の美しさを存分に強調して見せる。
この美質は、「勇気100%」や「ワッハッハー」のダンスにおける中島健人の、手足の伸ばし方や屈し方の明確な動作において端的に表れる。例えば後者の歌詞「君が笑えば」の箇所で真直ぐに伸びた彼の両脚の長さは極めて強く印象に残る。玉森裕太の背後から前面へ出てゆくときの回転しながらの動作も軽やかで実によい。
中島健人菊池風磨等B.I.Shadowは今回は殆ど常にこの白の衣装だったのに対し、増田良と高田翔と岸孝良の三人組は、前半には青色の衣装で踊り、後半には前回と同じく赤のタータン文様と光沢のある黒とを組み合わせた衣装で登場した。京本大我安井謙太郎の一党は前半にはオレンジの衣装、後半には赤の衣装で。真田佑馬等Mis Snow Manが着ていたのはスーツ型の黒の衣装でパンツの脇に白い縦線が入る。
青の衣装の増田良と高田翔と岸孝良の名前三文字の三人組は、番組の冒頭の「勇気100%」の途中、大きな青い箱を台車で運びながら入場したが、その箱からは「入口・出口・田口」のKAT-TUN田口淳之介が出てきた。番組中の二曲目「ワッハッハー」では中央に玉森裕太、左右に中島健人菊池風磨がいて、背後には増田良を中心してその左右に高田翔と岸孝良
その後、「Believe Your Smile」では、中島健人菊池風磨が二人だけ、この番組の会場であるNHKホールのあの大オルガンの前に出現。他方、舞台上では真田佑馬が北山宏光藤ヶ谷太輔の真中で踊った。
男子アイドル候補生がゲーム等で対戦する「ジュニアコロシアム」には、今回、何時になく若い顔触れが多数出場した。A組が五関晃一、中島健人京本大我。B組が千賀健永、増田良、野澤祐樹。C組が戸塚祥太安井謙太郎、真田佑馬。D組が北山宏光菊池風磨、高田翔。得点の記録係をつとめたのは岸孝良。A組の入場時の中島健人は、輝く笑顔で手を振りながら爽やかに登場して、一体どこの貴公子かと思った程。
この極めて充実した顔触れの出場者に、流石に客席は大いに湧いて、声援は盛大だった。ここで思わず「今日は盛り上がっておりますね。声が凄いですね」と云ったのは司会の小山慶一郎。正直な感想であるし、確かに事実その通りだろうが、前回出場の平成ジャンプは傷付いたかもしれない。
平成ジャンプの出番におけるバックダンサー衆としては、中島健人と増田良が中心にいて、左側に安井謙太郎菊池風磨、右側に京本大我岸孝良、さらに右には高田翔が並んだし、番組の最後に「Anniversary」を歌った六人組としては、中心の右側(云わば左近)に中島健人、左側(右近)に増田良がいて、彼等の右側に真田佑馬と菊池風磨、左側に安井謙太郎と高田翔が並んだ。この顔触れに何となく説得力を感じる。