新番組=ホタルノヒカリ2第一話

昨日も今日も休日だったが、二日間とも殆どを寝て過ごした。
夜、マリナー指揮アカデミーの演奏によるレスピーギ作曲の組曲リュートのための古風な舞曲とアリア」全三曲と組曲「鳥」と、ガーディナー指揮「大革命とロマン主義管弦楽団の演奏によるベートーフェン交響曲全曲をウォークマンに複写。ベートーフェンのは全九曲で303MBだった。
ところで。今宵からの新番組。
日本テレビ系。水曜ドラマ「ホタルノヒカリ2」。第一話。
今から三年前、二〇〇七年のこの季節、水曜ドラマ「ホタルノヒカリ」全十話が放送された。あれは楽しかった。あの物語の三年後を描く続編であるから大いに楽しみにしていたし、もちろん楽しめたが、同時に何かしら物悲しさと云うか寂しさのような感情も禁じ得なかったのを認めざるを得ない。なぜなら雨宮蛍(綾瀬はるか)と「部長」高野誠一(藤木直人)との関係は三年前とは同じではあり得ないからだ。三年前、二人は結婚しているわけでもなければ交際しているわけでさえない奇妙な同居人の関係にあった。しかるに雨宮蛍は、一時は結婚をさえ考えた手嶋マコト(加藤和樹)との交際を解消して、高野誠一と正式に交際するに至った。それが三年前の物語の結末だった。その時点において既に両名の関係は大きな変化を見たはずだ。しかるにそれから三年後の今、三年間もの海外勤務を通して雨宮蛍は職業人としての能力こそ向上させたものの、生活人としては相変わらずの「干物女」であり続けているが、対する高野誠一は新たな交際相手を見付けてしまった様子。常識で考えるなら、もはや両名は昔のような関係には戻りようがない。
とはいえ両名の関係はもともと常識を超えたものだったから、多分、あっさり元のままの関係を修復してしまえるのかもしれない。でも、周囲の人々はどうなるのだろうか。浅田小夏(木村多江)に幸福な結末はあるのだろうか。
瀬乃和馬(向井理)は、潔癖な手嶋マコトとは違い、雨宮蛍の「干物女」生活をあっさり受け容れ得るのではないかと見受けるが、そんな彼でさえも雨宮蛍の交際相手としては不足があるとすれば、どのような問題が出てくるというのか。見届けるべき問題は色々ある。