テストの花道&寄り道第十一回

NHK教育の、受験生のための(そして大人にも為になる)番組「テストの花道」(及び関連番組「テストの寄り道」)。先月十二日の土曜日の朝九時二十五分から再放送(及び九時五十五分から放送)された第十一回を録画しておいたのを見た。
今回の課題は「文章を書く」。大学入学試験において論述式の問題の配点が小さくはないことを踏まえ、論述の苦手な人でも「論述」として成り立った文章を書くことができる方法を伝授。その核をなしたのは、「なたもだ」(なぜなら・たとえば・もし・だから)を用いて主張を表現すべし!ということだった。なるほど、確かに論述というものは大概そうした要素を何らかの形で備えてそれらを構築したものであると云えるだろう。文章をよく書く人は、たとえ「なたもだ」という道具を知らなくとも知らぬ間に使いこなしているものであるし、文章を上手く書けない人も、これを用いれば何とか文章をまとめることができるのではないだろうか。しかも番組内で「花道の先輩」と呼ばれる大学生たちが云っていたように、この「なたもだ」は単に論述をなすための道具のみにはとどまらず、文章を解読するための道具としても応用できるし、広く物事を自分なりに考えてゆくための道具としても応用できるのだ。
なお、番組内では真田佑馬の書いた文章は取り上げられなかったが、採点結果では彼は合格点を得ていた。彼の文章は携帯電話用の番組公式サイトに掲載されているらしい。