ガリレオ脳研の中島健人/御尻と成宮寛貴

夜七時五十四分からのテレビ朝日系「ガリレオ脳研」。十歳代の枠で漸く中島健人が出演。かなり久し振りの再登場。多分、二月末以来、五ヶ月振りの出演ではないだろうか。その間に季節は春から夏へ移り、服装も夏らしいものに変わったが、いかにも行儀よさそうな印象は変わることなく好ましい。
一月や二月の頃は、白シャツにネクタイを締めてジャケットを重ねた格好が多かったような気がするが、今宵は、夏らしい半袖の(しかし所謂クールビズ型ではない)白シャツに格子柄のネクタイを締めて、赤と灰色の菱形を交互に組み合わせたようなベストを重ねていたのだ。この、少年らしくも折り目正しい格好が、薄味でありながら明確で凛々しくて爽やかな顔立によく調和していた。
髪型も、場と服装に合っていてよかった。アイドル番組「ザ少年倶楽部」等では二〇〇五年「ごくせん」の矢吹隼人を意識したような華美な髪型に作っていて、それがアイドルの派手な衣装にも合っているが、もっと視聴者の年齢層が高いと思われるこの番組では恐らくは普段のままかと思われる大人しい髪型にしていて、それが行儀よい服装にも合っていたからだ。
ところで。
今宵十一時からの番組「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」には成宮寛貴が出演。その前半にはミケランジェロダヴィデやメーロス島のアプロディーテー等の彫刻の御尻について熱く語る場面があったはずだが、生憎、完全に見逃した。無念。後半の、高級旅館の朝食について語るところから辛うじて見ることを得た。面白かったが、やはり前半を見逃したのは惜しい。御尻一般についても彼には色々思いがあるのではないかと想像されるが、ことに造形芸術に見る御尻の美については彼はどのような見解を持っているのか、大いに聴きたかったものだ。それを松坂桃李はどんな表情で聴いていたのか?という点にも興味がある。