ザテレビジョンのジャニーズJr.特集

先週発売のテレヴィ雑誌「ザテレビジョン」二〇一〇年三十五号における附録「ジャニーズJr.超プライベートFILE」では、全体で百人も二百人もいると思われる男子アイドル候補生ジャニーズJr.中から、中島健人等B.I.Shadow四人、真田佑馬等Mis Snow Man八人、諸星翔希等Hip Hop JUMP六人が大きく取り上げられている。各団体に各二頁が割り当てられている。
B.I.Shadowの頁(pp.50-51)では、起きて正面を向いている松村北斗から、少し顔を傾けている菊池風磨、「考える人」のような姿勢になっている中島健人を経て、横になっている高地優吾に至るまで、姿勢の違いがグラデイションをなすように写真が配列されているのが面白い。
この記事では、問七「ジャニーズに入ることになった理由、きっかけは?」とか、問十「目標の先輩は?」とか、問十二「1日だけほかのメンバーになれるとしたら、誰になって何をする?」とか、問二十五「一番最近、メールしたジャニーズの先輩は?」とか、問二十七「シャッフルユニットを組むとしたら、誰と組む?」とか、興味深い質問四十題が設定されていて、B.I.Shadow等三組の十八人がそれぞれ回答している。
中島健人(B.I.Shadow)は、二〇〇八年四月二十日(日)にジャニーズ入り。問七には「『青春アミーゴ』を聴いた後にいろいろなジャニーズの雑誌を読んで、その中に山田涼介君を見つけて、後にHey!Say!7となった山田君を見て改めてジャニーズに入って頑張りたいと思った」と回答。問十には「山田涼介君、赤西仁君、亀梨和也君」と回答。問十二には「高地になって『スクール革命!』で急にクールキャラになる」。問二十五には「岡本圭人君!!めっちゃ仲良い。『じゃあオレ○○で待ってるね!!」という内容」。興味深い。そして問二十七には「中山優馬君。CD『悪魔な恋』を出したときにハモる部分があって、声が合うと思った」と回答している。B.I.Shadow四人の中では高地優吾松村北斗が一緒に行動し、菊池風磨が田中樹と高田翔と安井謙太郎と遊んでいると述べているが、中島健人はデビュー済の平成ジャンプ岡本圭人と待ち合わせをしたりして別行動をとることが多いのだろうか。
阿部亮平(Mis Snow Man)は二〇〇四年八月十二日にジャニーズ入り。問十一「ほかのメンバーには負けないよ!というセールスポイント」として「人一倍大きく踊る。円周率100ケタ以上言える」を挙げている。最も興味深いのは問二十七に「B.I.Shadowの中島健人。まっすぐだから」と回答しているところ。テレヴィ番組「ザ少年倶楽部」で見る限り、B.I.ShadowとMis Snow Manは団体の性格に関して対極にあるような印象があるが、この記事を見ていると、阿部亮平をB.I.Shadowに入れても余り違和感なさそうな気がしてくる。案外そうすれば新たな魅力をも発揮するのではないだろうか。問二十九「ジャニーズの中でよく一緒に遊ぶのは?」には「真田くん、佐久間。海に行ったり」と回答しているが、この佐久間大介(Mis Snow Man)は問十二に「阿部になって学校の成績を落とす」と回答。なるほど阿部亮平は学校で成績優秀で、少々羨ましがられてもいるということか。
諸星翔希(Hip Hop JUMP)は二〇〇八年四月二十日にジャニーズ入り。中島健人と同じ日。問十の回答も「赤西くん」で中島健人と同じ。そして問二十七に「B.I.Shadow。楽しそうだから」と回答している。Hip Hop JUMP八人組の中では彼が十五歳(十月十三日で十六歳)でありながら最年長で、集団を楽しく盛り上げる「ムードメーカー」であるらしい。