キンスマのゲゲゲ特集

数週間前に固めていた計画が今朝になって突然の変更を余儀なくされて混乱に見舞われた多忙の一日。本当に疲れた。
疲れても残業して、帰宅して侘しい夕食の間TBS「中居正広のキンスマスペシャル」を眺めていたら、明日(土曜日)の朝に最終回を迎えるNHK朝の連続テレビ小説ゲゲゲの女房」に関する大特集を組んでいた。
NHKゲゲゲの女房」とは何の関係もない民間放送の一番組で翌朝のNHK人気番組の宣伝をするとは奇妙な話だが、司会の中居正広自身もそのことに疑問を呈しつつも翌朝の最終回を見逃さないように視聴者に呼びかけていた。しかし思い起こせば、この番組は数年前にも裏番組でジブリ映画「となりのトトロ」か何かのテレヴィ放映があった際、それを(生放送で?)出演者一同で鑑賞して、敢えて宣伝するかのような、尋常ではないことをやったことがある。
番組の企画は意外に盛り沢山で、ネズミ男に扮した假屋崎省吾水木しげる一家を訪ねたり、水木しげると親交のある佐野史郎水木しげるに幾つか質問をして絶妙な回答を得たり、勝間和代鳥取県境港市水木しげるロードを視察したり、この水木しげるロード隠岐汽船鬼太郎フェリーの誕生と繁盛の歴史が再現ドラマを交えて解説されたりしていた。
境港を一つのテーマパークと捉えるなら、その集客力は東京ディズニーランドUSJに次いで国内三番目の規模に達している!という見解には流石に啓発されたが、実のところ、水木邸の訪問にしても水木しげるロードの視察にしても、今宵の企画の大半を佐野史郎(そして荒俣宏)にやってもらった方が一段と面白いものに仕上がっていたことだろう。