ザ少年倶楽部十月第二回

先月十五日の夕方六時からの五十分間、NHK衛星第二で放送された月二度の番組「ザ少年倶楽部」。十月の第二回を録画しておいたのを見た。
冒頭、出演者の入場のとき、中島健人等B.I.Shadowは「欲望のレイン」を歌い踊った。着ていた衣装は、前回（十月八日の十月第一回）の入場のときと同じく、上下とも黒い服の上に、丈が長く、袖はなく、全体は白く、襟の部分には青を用いた上着を重ねて、そして腰には飾りの布を提げた衣装。歌の終わりのとき画面には中島健人の顔が大きく映されたが、真剣な表情をした顔の頬が引き締まって一段と男前度が上がっていた。
今回の客演として内博貴が登場したときB.I.Shadowも再登場。内博貴から見て左側に中島健人、右側に菊池風磨が並んで踊った。
視聴者からの質問等に応える「YOUのお手紙読み隊です！」。進行を担当したのは何時もの河合郁人と中島健人の二人に、珍しく藤ヶ谷太輔を加えた三人。ここで中島健人は前回の中盤に着ていたのと同じ黄色の衣装に着替えていたが、それは直後の、若手組によるジャニーズ歌メドレーのための衣装だったようだ。
このメドレーでB.I.ShadowはKAT-TUNの「FIGHT ALL NIGHT」を歌い踊ったあと、増田良隊や京本大我隊がそこへ合流してKAT-TUNの「SHE SAID」。その終わり近く、中島健人が黄色の上着を半ば脱いで肩を出した格好で、きらめくように指を動かしながら歌っていたところは何となくKAT-TUN風の雰囲気が出ていた気がする。
アイドル候補生が各種エンタテインメントの技を競い合う「ジュニアコロシアム」の種目は今回、「DANCINGイス取りゲーム」。出場したのは（五十音順に）河合郁人、川島如恵留、菊池風磨、北山宏光、京本大我、真田佑馬、千賀健永、戸塚祥太、中島健人、野澤祐樹、橋本良亮、藤ヶ谷太輔。このときの中島健人の衣装は黒。黒い上着の襟の部分に銀色の飾りが付いて、まくり上げられた袖の裏地がピンク色。
第一回戦（「青春アミーゴ」）では菊池風磨、北山宏光、京本大我、真田佑馬、中島健人、野澤祐樹が生き残り、意外にもKis-My-Ft2とA.B.C.-Zは北山宏光を除いて一挙に敗退した。第二回戦（「Ho！サマー」「REAL DX」）では京本大我と真田佑馬とともに中島健人が惜しくも敗退し、第三回戦を制して優勝したのは北山宏光だった。
内博貴の「好きなだけTODAY」ではB.I.Shadowもバックダンサーをつとめた。その後半以降、中島健人はバックダンサーの中央にいて、内博貴の真後の位置になったので姿が見えにくかったが、歌の終わり近くでは内博貴の真後に彼一人だけの姿が見えて一寸目立つ感じになった。
アイドル候補生ジャニーズJr.皆に一つの質問を出してそれぞれの回答を提出させる「Jr.にQ」。今回の題は「秋といえば」。掲示板に張り出されていた中島健人の回答は「読書　英語の本にチャレンジしたい」。
番組の最後に歌い踊られた「weeeek」では、その冒頭、集合したアイドル衆の最前列にB.I.Shadowと増田良隊がいて、中央にいたのは中島健人。背後には京本大我＆安井謙太郎隊。歌の途中には、藤ヶ谷太輔が中島健人の肩に腕をかけて親しげにするという（もちろん振付の一部としてそのような動作をすることを定められていたに過ぎないにしても）極めて稀な局面が認識された。なお、この歌の間、テレヴィ画面に顔が大きく映される機会があったのは多分Kis-My-Ft2とA.B.C.-Z以外では中島健人だけだったろう。
この十月第二回の放送分を通してそのようにテレヴィ画面に大きく中島健人の顔が映される場面は少なからずあったが、その度に目を惹いたのは、頬が引き締まって男前度が増した顔に真剣な表情を浮かべて色気ある男らしさをも感じさせた美しさと、マイクを持つ手と持たない方の手それぞれの指の動作の可憐でさえある繊細な美しさ。