ドラマ生まれる。第九話

急を要する仕事が幾つも重なり過ぎて流石に混乱する。当面、周囲の協力を得て上手いこと進展しているが、それを見て余力があるかのように勘違いされると困る。今夏とんでもないことにならないように気を付けよう。
ところで。
TBS系。金曜ドラマ「生まれる。」第九話。
林田家の次男の林田浩二(中島健人)の病状は一気に深刻化し、移植を行い得たとしても治る確率は三割しかないらしい。姉の林田愛美(堀北真希)は医師(アンジャッシュ児嶋一哉)からそのように告げられた。そこまで悪化させてしまって、ドラマとして大丈夫なのか。三割の確率で移植に成功して目出度く治ったとしても、果たしてそのあと永く無事に生きてゆけるのかどうか、心配せざるを得ない。
病室には今回も、林田浩二の友人で合コン仲間でもある山中裕也(福士蒼汰)と、林田家パン店「パンテン」の常連客である小学生の西嶋丸子(宮武祭)とその弟の西嶋萌生(高井萌生)が見舞いに来た。前回と違うのは三人が一緒に来たこと。誘い合わせて来たのだろうか。山中裕也は顔だけではなく性格も良いと再認識させる事実だ。でも、彼と林田浩二とが二人並んだ図も少しは見せて欲しかった。
林田家の長男の林田太一(大倉忠義)は、生まれ変わったかのように、明るく正しく健全に働き始めた。弟の林田浩二に代わって彼が林田家パン店を守ることを決意したのだ。弟もそれを願っていたことは、第六話における二人の会話から窺えた。彼は兄のパン作りの才能を見抜いていたのだ。