仮面ライダーフォーゼ第九話

仮面ライダー生誕40周年記念作品「仮面ライダーフォーゼ」。
第九話「魔・女・覚・醒」。
如月弦太朗(福士蒼汰)がフォーゼに変身し、宇宙から来る力を感じて、両腕を上げて「宇宙キター!」と歓呼するとき、前半の戦闘では城島ユウキ(清水富美加)が一緒に両腕を上げて歓呼していたが、後半の戦闘ではさらにJK=ジェイク(土屋シオン)までも一緒に両腕を上げていた。風城美羽(坂田梨香子)はそこには加わらなかったが、やがて一緒に両腕を上げる日も来るのだろうか。楽しみにしておこう。
野座間友子(志保)を含めた学園内の魔法少女集団に対して風城美羽が正々堂々喧嘩を売ったところも格好よかったが、この場面においてもう一つ見落とせないのは、風城美羽が大文字隼(冨森ジャスティン)を今なお、自身の「恋人」として語られることを受け容れていたことだろう。
大文字隼も、今なおアメリカン・フットボール部の主将としての役目を放棄したわけではなく、むしろ仮面ライダー部へ入部する前よりも今の方が、主将らしく振る舞っているように見えたことは特筆に値する。
それにしても、野座間友子が憧れている「魔女」という存在については今日、かつてのようには無邪気に考えることが難しくなったと感じないわけにはゆかない。なぜなら「魔法少女まどか☆マギカ」という何とも厄介な問題作が出現してしまったからだ。
野座間友子に対しては「魔女なんかになったら絶望しか残らないぞ!」と云いたくもなるし、既にゾディアーツという名の魔女になってしまった鵜坂律子(梶原ひかり)に対しては、相川始(森本亮治)も悲しんでいるぞ!と云わざるを得ない。